手術費用について
当院で行っている手術についてご案内いたします。
ほとんどの手術は、術前検査を要する予定手術ですが、外来で対応可能な手術(例:成人の鼓膜チューブ留置術等)はできる限り、受診日に施行させていただきます。
手術適応のお問い合わせもお気軽にご相談ください。
(※1)実質自己負担額は、高額療養費制度を利用された一般的な所得<区分ウ>の方の概算金額です。所得によって異なります。また、入院期間・処置等によっても多少前後いたします。
耳の手術
疾患 | 術式 | 麻酔 | 入院日数 | 実質自己負担額(※1) |
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耳硬化症 | アブミ骨手術 | 全身麻酔 | 2、3泊 | 90,000~110,000円 |
慢性中耳炎(真珠種を含む) | 鼓室形成術 | 全身麻酔 | 1~3泊 | 90,000~110,000円 |
術後後遺症 (潜在化鼓膜、乳突空障害、伝音難聴) |
鼓室形成術 | 全身麻酔 | 1~3泊 | 90,000~110,000円 |
顔面神経麻痺 | 顔面神経減荷術 | 全身麻酔 | 1~3泊 | 90,000~110,000円 |
急性中耳炎 | 鼓膜切開術 | 局所麻酔 | 外来 | 約10,000円 |
鼓膜穿孔のみ(小、中心性) | 鼓膜形成術(接着法) | 局所麻酔 | 日帰り | 90,000~110,000円 |
滲出性中耳炎(反復性中耳炎含む) | 鼓膜チューブ留置術 | 全身麻酔 (※2) |
日帰り | 50,000~70,000円 |
サーファーズイヤー | 外耳道外骨腫切除術・外耳道形成術 | 全身麻酔 | 2、3泊 | 90,000~110,000円 |
外耳道腫瘍(良性;骨腫、真珠腫) | 外耳道形成術 | 全身麻酔 | 1~3泊 | 90,000~110,000円 |
先天性耳瘻孔 | 耳瘻管摘出術 | 局所麻酔 (※3) |
日帰り | 約20,000円 |
(※2)成人では、局麻、日帰りで対応いたします。
(※3)小児では、全麻で1泊2日の入院になります。
鼻の手術
疾患 | 術式 | 麻酔 | 入院日数 | 実質自己負担額(※1) |
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慢性副鼻腔炎(蓄膿症) 好酸球性副鼻腔炎(※4) |
ESS | 全身麻酔 | 1、2泊 | 90,000~110,000円 |
術後性上顎のう胞 | ESS | 全身麻酔 | 1、2泊 | 50,000~80,000円 |
鼻中隔弯曲症 | 鼻中隔矯正術 | 全身麻酔 | 1泊 | 60,000~90,000円 |
肥厚性鼻炎 | 粘膜下下鼻甲介骨切除術 | 全身麻酔 | 1泊 | 70,000~100,000円 |
アレルギー性鼻炎 | 後鼻神経切除術 | 全身麻酔 | 1泊 | 90,000~110,000円 |
アレルギー性鼻炎 | 下甲介粘膜レーザー焼灼術 | 局所麻酔 | 外来 | 約10,000円 |
(※4)当院は難病の指定医 兼 指定医療機関となっています。
喉・その他の手術
疾患 | 術式 | 麻酔 | 入院日数 | 実質自己負担額(※1) |
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アデノイド肥大 | アデノイド切除術 | 全身麻酔 | 1泊 | 50,000~70,000円 |
顎下腺唾石症 (表在性のもの) |
唾石摘出術(経口法) | 局所麻酔 | 外来 | 10,000円以内 |
口腔/咽頭の良性腫瘤 (小唾液腺嚢胞、乳頭腫等) |
腫瘤切除術 | 局所麻酔 | 外来 | 10,000~20,000円 |
声帯ポリープ (ポリープ様声帯含む) |
声帯ポリープ摘出術 (喉頭顕微鏡下手術) |
全身麻酔 | 1、2泊 | 70,000~100,000円 |
反回神経麻痺 | 甲状軟骨形成術 | 全身麻酔 | 2、3泊 | 80,000~110,000円 |
顎下腺唾石症 (深在性、腺内) |
顎下腺摘出術 | 全身麻酔 | 1、2泊 | 70,000~100,000円 |
正中頚のう胞 | 正中頚のう胞 | 全身麻酔 | 1、2泊 | 60,000~90,000円 |
側頚のう胞 | 嚢胞摘出術 | 全身麻酔 | 1、2泊 | 60,000~90,000円 |
耳介周囲の粉瘤等 | 粉瘤摘出術 | 局所麻酔 | 日帰り | 50,000~70,000円 |
頚部リンパ節生検は迅速検査等の必要性から、対応しておりません。
高額療養費制度・限度額適用認定証について
手術費用が大きくなった場合に、「高額療養費制度」が適応されます。また、事前に「限度額適用認定証」を取得しておきましょう。
以下の記事で、「高額療養費制度」と「限度額適用認定証」について説明します。
高額療養費について
医療機関や薬局の窓口で支払った額が暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その越えた金額を支給する制度です。
負担の上限額は、年齢や所得によって異なります。
70歳未満の自己負担限度額
対象者(所得区分) | 自己負担上限額(月額) | 多数該当 |
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ア・標準報酬月額 83万円以上 | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% | 140,100円 |
イ・標準報酬月額 53万円~79万円 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% | 93,000円 |
ウ・標準報酬月額 28万円~50万円 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% | 44,400円 |
エ・標準報酬月額 26万円以下 | 57,600円 | 44,400円 |
オ・低所得者(住民税非課税者等) | 35,400円 | 24,600円 |
70歳以上の自己負担限度額
所得区分 | 自己負担限度額 外来(個人) | 自己負担限度額 外来+入院(世帯) |
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現役並み所得者 | 44,400円 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% [多数該当:44,400円] |
一般 | 12,000円 | 44,400円 |
低所得者Ⅱ | 8,000円 | 24,600円 |
低所得者Ⅰ | 8,000円 | 15,000円 |
限度額適用認定証について
「限度額適用認定証」は、保険証と併せて受付窓口に提示すると、1ヵ月(1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなります。
申請中・申請予定の方もお申し出下さい。
※法令の改正などにより制度が変更となる場合がありますので、高額療養費 限度額認定証の詳細に関しては厚生労働省ホームページをご覧ください。
※自己負担額の合算の定義は、入院と外来の医療費は別扱いになります。