大阪・和泉市の老木医院は、
短期入院手術を行っている、
耳鼻科の短期滞在手術専門施設です。
高い技術を持つ4名の常勤医師が在籍し、
年間456件(2022年)の手術実績を有しております。
最終的に手術を受ける・受けないの判断は
患者さんとご家族が下すものです。
よりよい決断のための手助けになれるように、
手術のメリット・デメリットや
手術を受けない場合の治療法などの
判断材料となる情報の提供に努めています。
鼻づまりや、それに伴うイビキや集中力の低下でお悩みの方は
ぜひ当院までご相談ください。
老木医院の手術 5つの特徴
1.短期滞在手術の専門施設
「手術は良いけど、何日も仕事を休むことができない」
「入院で長い間、家を留守にできない」
手術・入院となると、やはり日常生活の影響が気になってきますよね。
老木医院は、生活の負担が少ない短期滞在手術を行う専門施設です。日帰りから数日までの短期入院なので、仕事やご家庭など日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
2.経験豊富な4名の常勤医師
3.最新の医療機器で安全な手術環境
当院では、精緻な3D画像が構築できるCTで、正確な診断と術前の症状把握が可能です。
また、手術用顕微鏡は専門家も驚く高画質。それにCCDカメラを装着し、 全例の手術を記録保存しています。
4.快適性に配慮した入院施設
老木医院の病室は、入院される患者さんの不安を取り除き、短期間の入院でも明るく過ごして頂けるようにこだわりを持っています。
5.当院の術後管理システム
当院では、退院当日の夜に、電話訪問という形で、当院からの状態確認を行っています。
さらに、手術直後だけでなく、長期のケアを心がけています。手術をうけた患者様は、手術後数ヶ月で症状がなくなると受診を怠りがちです。
当院では、手術後も長期間にわたって経過観察が必要な場合、一定期間までは術後の次回の予約を取ってお帰りいただき、定期的な受診をお勧めしています。
老木医院が入院手術にこだわる理由
医療に一番求められるもの、それは私たち医療従事者が患者さんとご家族に真摯に向き合うことです。そして、真摯に向き合うことで私たちが一番大切にしているもの、それは『安全性』です。
万が一に備えて
医療は、未知の領域が多く、予測不可能なこと、危険性を伴うことが実はたくさんあります。だからこそ、安全性にこだわる、それが私たちの姿勢です。
私たちの使命は、良質な短期滞在手術で患者さんに笑顔を取り戻していただくことです。手術は、残念ながら今の進んだ医療でも、危険性をゼロにはできません。
だから手術を決定する前に、持病などの病歴を徹底的に聞きだし、必要ならその医療機関への問い合わせも行います。患者さんに受診いただく場合もあり、ご負担にはなりますが、安全に手術を受けて頂くため、十分に注意しています。
手術後の観察
もう1つ、注意を払っているのが手術後の観察です。特に手術直後は、血圧や呼吸状態など全身管理が欠かせません。術後の痛みや出血などへの対処や管理も必要です。
そこで、当院では局所麻酔手術とごく短時間で終わる全身麻酔手術を除き、1泊以上の入院をお願いしています。
鼻づまりの症状が表れる病気
鼻づまりの症状が表れる病気には一般的にいくつかの病名が考えられます。これらは互いの原因となることがあり、複数の病気を併発している可能性があります。
副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻茸
上顎洞や篩骨洞の粘膜が炎症を起こし、白くふくらんでキノコのようになるのでこの名前がついており、鼻ポリープとも呼ばれます。鼻呼吸しにくく、口呼吸になりがちです。
鼻中隔湾曲症
花粉症(アレルギー性鼻炎)
スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つで、鼻づまり、くしゃみ、水っぽい鼻水、目や喉の痒み、流涙などの様々な症状の原因となります。
老木医院で行っている鼻の手術概要
副鼻腔炎(蓄膿症)の手術
ESS<内視鏡下鼻・副鼻腔手術>
手術で炎症のある副鼻腔を開放し、炎症を取り除きます。
対象年齢 | 16~70歳程度 (鼻茸は6・7歳程度でも行う場合があります。) |
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意義 | 炎症が慢性化し、薬で治らない場合、手術で炎症のある副鼻腔を開放し、炎症を取り除きます。 |
手術方法 | 鼻の穴から内視鏡を入れて、テレビ画面で拡大し、手術をします。 鼻茸や奥の炎症はマイクロ・デブリッダーという最先端機器で安全にスピーディーに切除します。 |
麻酔方法 | 全身麻酔 |
手術での危険性 | ごく稀に目や脳の損傷(当院では1件もありません。) |
手術所要時間 | 30分~1時間30分(炎症の範囲によって大きく変わります。) |
入院日数 | 1泊2日 |
術後の外来通院 |
約6週間〔週1、2回(2週間)+週0.5~1回(4週間)〕※難治性副鼻腔炎の場合は継続的通院を要します。月0.5~1回(6~12か月) |
手術費用 (実質自己負担額) |
90,000~110,000円 |
鼻中隔湾曲症の手術
鼻中隔矯正術
湾曲した鼻中隔を真っ直ぐにして、鼻づまりを解消します。
鼻中隔矯正術を含めたこれらの手術で、鼻が低くなることはあり得ない事ではありませんがごく稀です。(当院では一例もありません。)
鼻腔に手術痕が残りますが、傷が治癒すれば外からは全く分からなくなります。
対象年齢 | 16~60歳 |
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手術方法 | 鼻の穴から1cm程度入ったところを切開し、湾曲している軟骨と骨を取り除きます。 腫れた鼻粘膜を切る鼻甲介切除術(びこうかいせつじょじゅつ)も同時に必要になります。 |
麻酔方法 | 全身麻酔 |
手術での危険性 | ごく稀に鼻中隔穿孔・鞍鼻があるとされています。 |
術後の外来通院 | 術後1か月以内に3,4回程度、その後は1か月に1回を2,3度で終了 |
手術費用 (実質自己負担額) |
60,000~90,000円(片側) |
アレルギー性鼻炎(花粉症)の手術
下甲介粘膜レーザー焼灼術
粘膜を焼いてアレルゲンに反応しにくくすることで、アレルギーの発症を抑える効果が期待できます。
半導体レーザーで鼻の粘膜を薄く焼く方法は20年以上前から広く利用されており、焼かれた粘膜は3~4週間程度で抗原の侵入を防ぐようになって腫れにくい粘膜へと変わります。粘膜下のアレルギーに反応する細胞の減少も、症状緩和に役立っていると考えられています。
対象となる症状 |
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対象年齢 | 10歳(小学5年生)以上 |
意義 | はれた粘膜を半導体レーザーで蒸散させて減量し、鼻づまりを楽にします。 鼻粘膜の表面積が減るので、鼻水にも多少効果が期待できます。 |
手術方法 | 鼻の穴から高周波メスを入れて、粘膜に接触させ、通電して焼きます。 |
麻酔方法 | 局所麻酔。鼻の中に麻酔液をつけた綿花を入れるだけです。 約15分で効きます。注射を打つ麻酔ではありません。 |
手術での危険性 | 1週間程度は鼻づまりが悪化します。 鼻血が少し出やすい状態になります。(約1ヶ月間) |
手術所要時間 | 3~4分間で完了です。 |
入院日数 | 入院は必要ありません。外来で行います。 |
術後の外来通院 | 約4週間〔週1・2回(4週間)〕 |
手術費用 (実質自己負担額) |
約10,000円 |
後鼻神経切除術(+粘膜下下鼻甲介骨切除術+鼻中隔矯正術)
鼻の粘膜でアレルギー反応が起こると、分泌神経が反応して鼻水が出ます。
内視鏡を用いることで、鼻水を引き起こす神経を鼻の中で切断し、それらの症状を抑制します。
さらに当院では「後鼻神経切除術」に「粘膜下下鼻甲介骨切除術」「鼻中隔矯正術」を組み合わせております。
粘膜下下鼻甲介骨切除術
下甲介の骨を粘膜から剥離し、
下甲介骨の除去は、鼻腔の拡大となり、鼻づまり緩和の高い効果が確認されています。
鼻中隔矯正術
多くの場合には鼻閉改善効果の高い鼻中隔矯正術と一緒に行います。
対象となる症状 | 重症アレルギー性鼻炎の方 |
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対象年齢 | 16歳~70歳くらい |
意義 | 『鼻水を出せ』と指令を送る神経の枝を切って、鼻水を抑える |
手術方法 | 鼻の穴から粘膜を切開し、粘膜の奥になる神経の枝を切る |
麻酔方法 | 全身麻酔 |
手術での危険性 |
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手術所要時間 | 1時間程度 |
入院日数 | 1泊2日 |
術後の外来通院 | 術後1か月以内に3,4回、その後は1か月に1回を2回ほど |
手術費用 (実質自己負担額) |
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※上記の実質自己負担額は一般的な所得「区分ウ」の方の概算金額です。また、入院期間・処置等によっても多少前後いたします。手術費用が大きくなった場合は「高額療養費制度」が適応されます。