手術の種類

 鼓室形成術
慢性中耳炎による耳漏や難聴が対象となり、特に年齢制限はありません。炎症を取り除き、耳漏をとめたり、炎症の波及を防いだりします。他、鼓膜の穴や音を伝える骨の欠損を修復し、難聴を改善します。
入院日数は1泊2日~3泊4日程度、手術方法といたしましては、耳の後ろの付け根の皮膚を切開し、骨を削って骨の中の炎症を取り除き、鼓膜や骨を修復します。

 鼓膜形成術
鼓膜の穴だけがあり、奥に炎症はない状態。特に年齢制限はありません。
耳の穴からする手術なので、傷が小さくて済みます。手術の所要時間は1時間程度、局所麻酔で行います。入院日数は半日〜1泊2日程度、術後の外来通院は約4週間程度です。

 アブミ骨手術
対象となる疾患として耳硬化症があげられます。次第に難聴が進んでいく病気で、アブミ骨の動きが悪くなる病気です。アブミ骨を操作し、内耳に音が伝わるようにします。
入院日数は3泊4日程度、術後の外来通院は約6週間程度です。

 顔面神経減荷術
顔面神経麻痺が点滴等の治療で治らないなどの症状の時に対象となります。顔面神経を締め付けている骨を削り、顔面神経の再生を助けるものです。
手術所要時間は2~3時間程度で、入院日数は2泊3日~3泊4日となります。

 鼓膜換気チューブ挿入術
頑固な滲出性中耳炎による難聴。
チューブを通して、鼓膜の奥の換気ができるため、水がたまらなくなり、よく聞こえるようになります。局所麻酔または、不可能なら全身麻酔で行います。片耳で5分程度。外来手術または、全身麻酔の場合は1泊2日となります。

 先天性耳ろう管摘出術
耳の前に小さな穴があり、炎症を繰り返す場合。特に年齢制限はありません。
穴の中に皮膚組織が残った先天奇形です。皮膚組織を取り除き、炎症の再発を防ぎます。
局所麻酔で30分程度、半日入院または、全身麻酔の場合は1泊2日で行います。

 下甲介粘膜レーザー焼灼術
アレルギー性鼻炎で頑固な鼻づまりのある方、花粉症の症状が出る前に予防治療として。
10歳以上の方対象。はれた粘膜を高周波メスで焼いて減量し、鼻づまりを楽にします。
鼻粘膜の表面積が減るので、鼻水にも多少効果が期待できます。局所麻酔。鼻の中に麻酔液をつけた綿花を入れます。

 内視鏡下鼻・副鼻腔手術
鼻茸や慢性副鼻腔炎(蓄膿)による鼻づまりや鼻汁。対象年齢は16~70歳程度。
炎症が慢性化し、薬で治らない場合、手術で炎症のある副鼻腔を開放し、炎症を取り除きます。
全身麻酔または、局所麻酔で行う場合もあります。入院日数は1泊2日程度。

 鼻中隔矯正術
鼻中隔湾曲症による鼻づまり。対象年齢は16~60歳程度。湾曲した鼻中隔を真っ直ぐにして、鼻づまりを解消します。全身麻酔または、希望により局所麻酔も考慮いたします。
手術所要時間は1時間程度で、入院日数は1泊2日となります。

 アデノイド切除術
アデノイドが大きく、鼻づまりや中耳炎の原因となっている場合。対象年齢は3~6歳。鼻のとおりをよくして、鼻閉やイビキ、中耳炎をなおします。
全身麻酔で15分程度。入院日数は1泊2日となります。

 顎下腺唾石摘出術
食事のたびにアゴの下が腫れて、唾石症と診断されている場合。特に年齢制限はありません。唾液の出口にある石を取り除き、顎下腺を腫れないようにします。
局所麻酔で20分程度。原則、外来手術です。半日入院となる場合もあります。

 声帯ポリープ切除術
声帯ポリープによる声のかすれや喉頭がんが疑われる場合。特に年齢制限はありません。声帯のポリープを取り除き、声をよくします。ポリープがガンかどうかの検査として行う場合もあります。
全身麻酔で10~20分間程度。入院日数は1泊2日となります。

 甲状軟骨形成術
声帯麻痺(反回神経麻痺)で声帯が異常な位置に固定されたりして、声が出にくい場合。
特に年齢制限はありません。声帯の位置や萎縮を修正し、声を正常化する。
手術所要時間は1時間~2時間程度で、入院日数は1泊~2泊となります。

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